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悪の華道を行きましょう【ネタバレ&感想】

『悪の華道を行きましょう』のネタバレ&感想!

王子に捨てられた美貌の悪役令嬢が、禿げデブオヤジといやがらせ婚!?

悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ!アンソロジーコミック収録作品です。

『悪の華道を行きましょう』ネタバレ

この世界は乙女ゲームの中の世界。

私はヒロインを散々イジメ抜いた挙句、醜い中年男性の元へと嫁がされる悪役令嬢。

セレスティーヌが前世の記憶を思い出したのは結婚式の最中でした。

ウェディングドレスを着て歩く自分の姿を、式に参列した第一王子が眺めています。

王子―。

 

セレスティーヌはこの世界の侯爵令嬢でした。

元々は第一王子の婚約者だったのです。

けれど王子の心は”ヒロイン”に奪われてしまいます。

将来の地位をおびやかされたセレスティーヌは”ヒロイン”を排除するためにあの手この手でイビリます。

しかしこのことが王子の知るところとなり、婚約は解消。

そして最低な婚約者が用意されたのです。

それがこの結婚式。

結婚相手は宰相。

下品な噂の絶えない色ボケジジイ。

すべては王子の差し金なのでした。

”ヒロイン”が王子と談笑しています。

ドレスがキレイですね。

他の参列客もうすら笑いを浮かべています。

では誓いの口づけを。

神父が告げると、結婚相手も語りかけます。

おまえはもうオレの女なのだから観念することだな。

覚悟を決めて、口づけのために相手を見上げます。

禿げていてデブな中年おやじ。

そのはずなのに……悪くない。

セレスティーヌは自分の気持ちに戸惑います。

依然見かけたときは、ガマガエルのようで生理的に受けつけなかった相手のはずなのに。

なぜ?

なぜ胸がときめくんだろう。

 

翌日、混乱した頭をかかえてセレスティーヌは目を覚まします。

一晩明けることで、前世の記憶がもう少しクリアになっていました。

前世の自分は早くに父親を失っていました。

そのためか、父親ほども年の離れた男性にひかれる傾向があったのです。

つまり、枯れ専。

まだ眠っている旦那に目をやります。

デブくて受け付けなかった丸い顔がいまはぷにぷにしていて可愛く思えます。

おもわず寄り添ってしまうセレスティーヌ。

と、旦那が目を覚まします。

一言二言、言葉を交わしますが、旦那もこの結婚が王子に仕組まれたことは承知のこと。

湧き出る愛情をわかってもらいたいセレスティーヌでしたが、その思いが伝わることはありませんでした。

 

この人に私の愛をわかってもらいたい。

セレスティーヌは旦那のことを思って日々暮らすようになります。

そんなセレスティーヌの振る舞いに、固くこわばった旦那の気持ちもひらいていくようでした。

 

ある日、旦那はセレスティーヌに問いかけます。

おまえはワシのことを本当のところどう思っているのかと。

どうって……息が臭いです。上品ぶってるくせにくしゃみの時にツバは巻き散らかしますし、オヤジギャグで空気を凍らせたりしますよね。

セレスティーヌの歯に衣着せぬものいいにメンタルをズタズタにやられる旦那。

「でもそんなところも全て…」とセレスティーヌが愛を口にしようとしたそのとき旦那に話を遮られます。

わしは年甲斐もなくそなたに恋をしてしまった。

いくら金を浪費してもかまわない。

目につかなければ他の恋人を作ってもかまわない。

だからどうか自分から離れていかないでおくれ。

セレスはもちろん、その思いに応えるよう返事をしました。

 

ある日のパーティーにて。

セレスティーヌが旦那と共に会場に姿を現すと、参加者たちの視線を一身に受けることになります。

美しい…。

男性客たちの注目を浴び、旦那からのエスコートうけていると王子に出会います。

王子もまた見違えるように美しくなったセレスティーヌに見とれている様子。

ところで、と旦那が王子に話しかけます。

このドレスいかがですかな?

そのドレスは隣国ソリィエの特別な蚕がつむぎだす糸で織られたものなのでした。

王子からの返答は”ヒロイン”が嫉妬するほどのベタ褒め。

すると旦那が、王子にお礼を言うようにセレスティーヌに促します。

このドレスは王子が調達してくれたものなのだからと。

しかし王子にそんなドレスを贈った覚えはありません。

話の行く先が見えないでいると、国王から重大な発表があるとのアナウンスがあります。

国王からの重大発表とは、第一王子の結婚が決まったというもの。

王子の隣でヒロインが顔を赤らめます。

さらに国王は言葉を継ぎます。

王子の結婚相手は隣国ソリィエの女王陛下であると。

王子の顔が一気に曇ります。

国王からの話はまだ終わりません。

王子は第13番目の夫となるべく明日我が国を発つことになった。皆の者盛大に送り出してほしい。

王子は納得がいきません。

”ヒロイン”も、婚約しているのは私だと抗弁します。

国王は返答します。

”ヒロイン”もセットで構わないと、女王陛下も話しておられる。

周りの客がうわさをします。

ソリィエの女王陛下といえば性に奔放で、男だろうが女だろうがかまわないお方であると。

 

この話はセレスティーヌの旦那が裏で糸を引いていました。

旦那からすると、王子は愛するセレスティーヌとの縁談を作ってくれた恩人。

感謝こそすれ、憎むべきはずもない。

ですが、セレスティーヌが幸せな新婚生活をおくっていると耳にした王子が、その生活をぶち壊しにしようと裏で画策していることを旦那は耳にします。

妻を守るために。

実はこの国の実力者はこの旦那なのでした。

王族ですらこの人の操り人形にすぎません。

絶望した目でセレスティーヌを見る王子。

セレスティーヌはにっこりと笑って、王子に成婚の祝福を口にします。

 

セレスティーヌは考えます。

わたしはこれからこの人と共に生きていく。

悪の華道を行きましょう。

『悪の華道を行きましょう』の感想

禿げでデブの中年オヤジ。

あんなに受けつけなかった相手なのに前世の記憶がよみがえった途端に見え方が変わるシーンがおもしろすぎます。

心からの愛を理解してもらいたいセレスティーヌの行動に、すこしずつ心が溶けていく旦那がかわいいんですよね。

ラストはセレスティーヌの新婚生活を台無しにしようとする王子に罰が下るというオチでした。

どっちが悪者かわかったもんじゃないですね。

次作:『悪の華道を追いましょう』のネタバレ>>

 

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