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悪の華道を追いましょう【ネタバレ&感想】

『悪の華道を追いましょう』のネタバレ&感想!

本作の主人公は、前作・悪の華道を行きましょうに登場した宰相の息子であるマルク。

デブで禿げで女好きな父親とは違ってとってもさわやかなイケメンです。

そんな彼のある日のことを切り取ったのが本作『悪の華道を追いましょう』

悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ!アンソロジーコミック収録の人気作品です。

前作:『悪の華道を行きましょう』のネタバレ>>

『悪の華道を追いましょう』のネタバレ

デブでハゲで女好き。

父のようにはなりたくないとマルクは努力を重ねて好青年へと成長しました。

ですがある日のこと。婚約者の一言が痛烈に彼を批判します。

「呪われた血だから」

今回の事件は、この一言が発端となっています。

 

セレスティーヌがマルクに相談をしています。

旦那様がどうやら浮気をしているようなの。

セレスと宰相のラブラブっぷりは息子であるマルクの目から見ても明らかなもの。

「あり得ないだろう」そう考えるマルクですが、なぜそう思うのか一応理由を聞いてみます。

少し太っているものの、涼しげな頭(※ハゲのことです)はキュートでダンディ。

誰よりも優しくて(※女好き)貫禄たっぷり(※デブ)な魅力しか詰まっていないパーフェクトな男性。

そんな旦那様をほかの女たちが放っておくはずがない。

ここまで聞いて(正気か…)というのがマルクの感想。

セレスの話はまだ続きます。

先日の夜会で、浮気相手と思われる者に「あの方を返してください」といわれたとのこと。

セレスの心を震わせたのは、その者の”華の無さ”だったとのことです。

セレスは言います。

あんなに地味では一緒にいて空気のように落ちつくではないか。

自分はよく言えば華々しいけど、悪く言えば派手派手しい。

これでは旦那様に癒しを与えられない。

肩を震わせて語りつづけるセレスをみていてマルクは驚きます。

いつもは自信満々で誰にも屈することのない人物のように見えていたセレスが、父のことではこれほどまでに動揺している。

「行こうセレスティーヌ」とマルクはセレスを気遣います。

行って、父に真相を問いただそう。

もしも浮気が本当なら、自分の責任で父に鉄槌をおろしてあげる。

あなたがそんなに動揺していてはお腹の子どもにも差し障りますよ、と。

 

セレスが案内した場所にマルクは見覚えがありました。

二人が乗り込んでいくと、宰相は若い女に給仕されてお茶を飲んでいます。

若い女が二人を見て驚きます。

驚いて口にしたのはマルクの名前。

つづけてセレスティーヌの名前。

宰相はセレスをみかけるなりフワフワした調子。

「どうしたんだい?こんなところへ足を運んで」と問いかけます。

セレスは答えます。

「ずいぶんのんきですね、旦那様。私は怒っているのですよ。私は旦那の浮気現場に踏み込みに来たのです」

デレデレした調子の宰相。

「可愛いセレスや、ヤキモチを妬いてくれたのかい?でもそれは誤解だよ」

「本当に?」と応じるセレスに若い女がかみつきます。

「当たり前ではないですか。突然訪ねてきたかと思えば、宰相様とだなんて失礼にもほどがあります」

セレスが切り返します。

「では誰のことです?先日、私に言い放った大切な人というのは」

女は思いにつまって大声を出します。

「マルク様のことです。私とマルク様は婚約者同士なのです」

セレスの視線にマルクが答えます。

「まあ……。元・婚約者だが」

マルクは、そもそもなぜあなたはここへ?と宰相に話をうながします。

「おまえとの婚姻の話をまとめようと思ってな」

マルクが気まずそうにしていると、女が問いかけます。

「なぜですの?マルク様。以前はあなたもこの縁談に乗り気だときいていたのに」

さらに女が話します。

「やはりあの噂は本当だったのですね」

ウワサとは、セレスのおなかの中にいる子がマルクとの子であるのではないかという風評のこと。

先日、女が”あの人を返してください”とセレスに食ってかかったのはこのウワサを信じてのことだったようです。

セレスは怒ります。

好みをささげたのは宰相一人であると。

このウワサが本当ではないならなぜ破談にになってしまったのか?

女が問いかけると、マルクは「呪われた血」という答えを返しました。

 

以前、マルクは仮装パーティーに参加したことがありました。

そこにはこの元許嫁も参加しており、マルクは彼女と彼女の友人たちとの談笑が聞こえてしまったのでした。

友人たちは元許嫁をはやし立てます。

あのマルク様と結婚できるんでしょ?うらやましいわ。

問題はこれに対する元許嫁の返答。

彼女は謙遜して「でもあのお方は”呪われた血”だから」と答えたのです。

「彼の家系は代々、薄毛らしいの」

薄毛…!

これがショックでマルクは縁談をなかったことにしたのでした。

 

「あれはただのジョーク」と元許嫁は弁解します。

もしもそのような未来が待っていたとしても私は相変わらずあなたを愛しつづけますので、と。

これにセレスがブチギレます。

ちょっと、あなた!さっきから黙って聞いていればハゲハゲと軽々しく!いい?旦那様はO型(ハゲ)!マルクはM型(ハゲ)!彼らは全く違ったタイプののハゲ!それをわかったような口で”呪われた血”などと!侮辱もいいところだわ!

マルクも元許嫁も言葉がありません。

「それにハゲは譲歩するものではなく、素敵なオプションなのですよ!」

論点のズレたセレスの怒りように、笑いが止まらなくなるマルク。

「帰って毛生え薬の研究をしますよマルク」

これにマルクが答えます「ハゲは治すものではなくてオプションなのだろう?」と。

それは私の考え方、とセレスが答えます。

「でもあなたにとっては違うのでしょう?」何気なくセレスが口にしたこの言葉。

この相手を尊重するようなものの言い回しに、マルクの中でなにかが動いたようでした。

 

騒ぎを起こした謝罪として縁談はなくなり、騒動は幕を閉じます。

しかしこの騒動は読み物になってしまったようでした。

騒動の読み物を読んでマルクは思います。

仕方のない噂が流れてしまったのものだが、考えようだ。

父とセレスは年の離れた夫婦。いずれセレスをこの世に置いて父は世を旅立ってしまう。その時に、セレスとお腹の子を守るのが自分であってもわるくはない。

そんなことを考えていると、意気揚々としてセレスが部屋に入ってきます。

毛生え薬が完成した!と。

量産できるように作ったので、売り方も工夫する。

知り合いから知り合いにだけ販売していって、売った方はマージンを受け取れるようにする。

「寝ているだけでお金が儲かる」なんて言えばどんどん売れると思わない?

嬉々として語るセレスは、恐ろしいほど美しい華のようにマルクの目に映っていました。

『悪の華を追いましょう』の感想

あの親父からよくもこんな美男子が!とおもうほどマルクがイケメンです。

彼は、ハゲでデブで女好きと噂される父とは真逆な人間になるべく努力したとのこと。

その甲斐あってルックスも人格もバッチリです。

それだけに元婚約者が”呪われた血”と薄毛のことをジョークにしたのが我慢できなかったのでしょうね。

この騒動のおかげでマルクはセレスに惹かれることとなったわけですが、セレスは枯れ専です。

瑞々しいマルクにとっては困難な道となってしまいそう…。

がんばれマルク!

 

他のアンソロ収録作品:『悪役令嬢は無邪気に笑う。』【ネタバレ&感想】

 

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