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『悪役令嬢は無邪気に笑う。』【ネタバレ&感想】

『悪役令嬢は無邪気に笑う』のネタバレ&感想!

今作はそんなヒロインにイジワルをしているという設定の公爵令嬢ティアが主人公です。

婚約者がありながら”ヒロイン”ばかりちやほやする生徒会の面々。

彼らは”ヒロイン”へのイジメをやめさせようとティアを追及してきます。

悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ!アンソロジーコミック収録の人気作品です。

 

『悪役令嬢は無邪気に笑う』のネタバレ

ルシアーノ国は国王が創設した寄宿学校の最高峰。

選び抜かれた貴族ばかりが通っています。

そのなかでも生徒会は別格です。

いずれはこの国のトップを固めることが約束された将来有望な五人の若者たち。

彼らにはみな、強力な発言権が認められています。

この五人を敵に回しては学校、ひいては貴族社会での破滅を意味するのですが……。

 

この物語の主人公であるティアはフォティ家の公爵令嬢。

ゼノヴァン王国の王子であるラファエル・ゼノヴァンの婚約者です。

彼女はいま生徒会の五人に取り囲まれ、ある件で追及をうけています。

追及の内容は”ヒロイン”であるソフィアへの態度を是正せよというもの。

平たく言えばいじめをやめろという勧告を受けている状態です。

私物の隠蔽・破損、事実無根の噂の流出、直接・間接的な侮辱、無視など。

これらの行為はラファエル皇太子はじめ生徒会の五人によるソフィアへの優遇が背景にある。

つまりティアはソフィアへの嫉妬からいじめを行っているというのが生徒会側の言い分です。

しかしティアは動じません。

涼しい顔をしながらひとつひとつと生徒会側の言い分を論破していきます。

その間、ラファエル皇太子の袖口をつかんで離れないソフィア。

おびえた表情を見せています。

生徒会からの追及を論破しきったあと、ティアは主張します。

ソフィアは男爵家の令嬢。

ルシアーノ校に入学するにあたって最低限の家柄はクリアしている。

だが問題はそこから先。

特に目立った実績をのこしたわけでもないのに、なぜソフィアは生徒会の面々と懇意になっているのか?

これに生徒会の一人が食いつきます。

俺たちが付きあう人間をどう選ぼうと自由のはず。そこにティアが口出しする権利などないはずだ、と。

ティアの態度は落ち着いたままです。

ティアは生徒会のメンバーがどういった人間と付き合うのか口出しする権利なんて無いことを認めます。

「しかし、口出しする権利がある方がいることをお忘れではありませんか?」

生徒会一人ひとりに視線を送りながら「あなた方の婚約者です」と言葉を継ぎます。

生徒会のメンバーは口をつぐみます。

「そもそもソフィアさんのことは最近ウワサで知ったにすぎません。もちろんその後事実確認はさせてもらいましたが」と話を結びました。

ラファエルがやっとの思いで反論します。

仮にティアの言う通りだとしても、ティアの責任は重いはずである。

なぜならティアは令嬢たちの間で絶対的な権力を持っている。

ソフィアへのイジメをコントロールできる唯一の人間でありながら、事態を放置していた。

この責任からは免れ得ないはずである、と。

これにもティアは動じません。

「そのお言葉そっくりそのままお返しします。そもそも今回の一番の原因は殿下のあいまいな態度。殿下は宣言すべきだったのです。この娘は自分が認めた友人であるといった風に。でもあなたはそうしなかった」

これにラファエルは沈黙を強いられます。

「そして、ソフィアさんにお茶会の招待状が届かなかった件ですが、起こるべくして起こったというか」とティアは離しをソフィアの責任問題へと移します。

 

以前、ソフィアに忠告したことがある。「貴族の子女としての自覚をもって」と。しかしソフィアは聞き耳を持ってくれなかった。ソフィアと生徒会の親密さは増していくばかり。

そんな状況に我慢が出来なくなったのが、生徒会メンバーの婚約者の一人である二コルさん。ソフィアと話し合いの席をもちたい、ついてはティアに第三者として公平な目で判断してもらうために同席してほしいという申し出があった。

話し合いの場でソフィアはニコルに次のように言い放った。

「婚約者に愛想をつかされた負け犬のくせにでしゃばるんじゃないわよ」

 

ここまでティアが話を進めたときに、ソフィアが「ウソよ!」と割り込みます。

ニコルの婚約者である生徒会メンバーに駆け寄って、ティアは平気で笑いながら嘘をつく。私あの日は本当に怖かったんだから、と泣きつきます。

これに対してティアは「笑って嘘もつきましょう、けれどこれだけはけれどこれだけは言わせていただきます。あなたにだけは言われたくはない」と切り返します。

再びラファエルが割って入ります。

やめろティア。

私はソフィアを愛している。

何者もソフィアを害することは認めない。

そして私の心が貴様に向くことは金輪際ない。

ラファエルはここまで言い切りますが「それは私との婚約を正式に破棄してからおっしゃいませ」とティアの顔は涼し気なまま。

ラファエルは、後日正式に破談を通知すると息まきます。

やれやれ、といった風にティアはその場を立ち去ります。

 

後日、ラファエルがティアの居所に怒鳴り込んできました。

婚約破棄とはどういうことだ?と。

ティアは先日、隣国であるカルバン帝国の皇帝アルジャーノンと面会したのでした。

その際、いたくティアのことを気に入ったアルジャーノンはティアに求婚。

正妃に迎えるという条件で婚約を結んだのでした。

そのために、ラファエルとの婚約を破棄したティア。

ラファエルが怒鳴り込んできたのはその件だったというわけです。

後任の婚約者にラファエルはソフィアを推挙したのですが、これは国王から却下されてしまいます。

ラファエルからするとソフィアと結ばれる道は王家を捨てるほかありません。

ティアはそこを突きます。

「ソフィアさんを妻にしたいのなら……」と王位継承権の放棄を匂わせます。

「べつにこの国の王子殿下はあなただけではないのですし」と追い打ちをかけられたラファエルは「私は望んで王子になったのではない」と抗弁しますがティアはさらに王子を追い立てます。

ならさっさと王位継承権を放棄すればいい。

そうできないのは、王位も女も両方手に入れたかったという浅はかさからくるものである、と。

そんな問答をしているとソフィアが乗り込んできました。

なんでアンタがアルジャーノン様の正妃になるのよ!と我を失っています。

ソフィアが寵愛を求めているのはラファエルではないのか、とティアが質すと「あんなのアルジャーノン様に逢うためだけの単なる道具よ!」と言い放ちます。

臣下に取り押さえられて連行されていくソフィア。

絶望からへたり込んでしまうラファエル。

その様をティアは冷たく見下ろします。

 

後日。

ティアがアルジャーノン皇帝とくつろいでいると、ラファエルが王位継承権を放棄したという知らせが入ってきます。

「そなたを失ったことがよほど堪えたか」

悪いことをしたな、とアルジャーノンがティアを気遣います。

「まあ、陛下。あなたがお気になさることは何もございませんのよ」

『悪役令嬢は無邪気に笑う』の感想

絵がとてもきれいです。

個人的にツボだったのはラファエルがくずれ落ちるシーン。

名声も財も持っていて身分は王子。

将来も約束された身分でありながらティアの言葉一つで身を持ち崩していく様子はみていてゾクゾクしました。

こういうと性格悪いかもしれませんが。

しかもラファエルはビジュアルがいい。

美男子がすべてを失っていくとこういう表情するんだって感じでしたね。

 

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