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きみは面倒な婚約者 2話【ネタバレ&感想】

ネタバレ 感想

『きみは面倒な婚約者』ネタバレ&感想!

「私は物語の主人公ではない」

紫乃は婚約者である橘さんが大好き。ですが、そんな橘さんは素直でかわいい後輩の教育係につきます。女の子の名前は花沢さん。橘さんも花沢さんも、おかしなことに紫乃が好きで読んでいるコミックのヒーローとヒロインにそっくりなのです。

コミックの続きを読んでいると、二人の邪魔をするライバルが出現。私のポジションはこのお邪魔役なの!?

前回:きみは面倒な婚約者 1話のネタバレ>>

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きみは面倒な婚約者 2話のネタバレ

ヒーローとヒロイン。

出会うべくして出会った二人は必然的に恋に落ちます。

そのままハッピーエンドをむかえては面白くないので、見るからに悪役な婚約者が登場!

二人の恋を盛り上げるスパイス役です。

 

橘さんとの食事中、紫乃は聞きたくなかった話を聞かされることになります。

花沢さんが入社して2週間。

橘さんは花沢さんと二人、出張から帰ってきたところでした。

出張のことを事前に聞かされなかったこと自体もショックな紫乃ですが、橘さんの話す話題が花沢さんのことばかりなのがおもしろくありません。

(そんな話聞きたくありません……なんてこと言っちゃったら、あの漫画の婚約者と同じになっちゃう)

紫乃はムリして笑顔をつくります。

 

そんなデートの帰り道。

紫乃は、父の決めた婚約とはいえ毎日必ず10時前には送り届けられる自分と、かたや2週間で旅行(←出張)に行けちゃう花沢さんを比較して落ち込みます。

それじゃあおやすみなさい、と橘さんが去ろうとします。

キスがありません。

紫乃はあの漫画を思い出します。

ヒーローの気持ちはヒロインに向いていて、婚約者を遠ざけるようになっていく展開。

いつもはしてくれる別れ間際のキスなのに。

紫乃はつい、自分からキスをねだってしまいます。

少し戸惑ってから橘さんはキスをしてくれます。

でも「ご希望に添えましたか」という一言付き。

(そんな言い方―)

「もう少し口を開いて」と紫乃は答えます。

この3年間で一番の進展。

 

それから一週間。

婚約者であることを笠に着てキスを強要してしまったことで自己嫌悪におちいります。

仕事上の用事があって橘さんをたずねる紫乃。

モヤモヤしながら営業部を行くと彼は花沢さんと談笑をしています。

しかもなんだか親密そう。

とても仲のよさそうな二人に近づいていくと花沢さんが紫乃に気づきます。

ちょっと橘さん、と肩にトントン触れる花沢さん。

橘さんがふり向きますが、先ほどまでの和やかさはひっこんでいます。

カベがある感じの笑顔に紫乃は内心穏やかではいられません。

耐えきれずその場を離れます。

気を抜くと涙がこぼれてしまいそう。

どこか誰もいないところへ。

誰もいない大会議室にへたりこんで、一人紫乃は涙します。

花沢さんに向けられた気安い会話、そっけない態度、いつも同じ笑顔じゃない色んな表情の橘さん。

嫉妬でぐちゃぐちゃです。

でも紫乃も知っているのでした。

花沢さんに向けられていたあの親密な雰囲気の橘さん。

かつては紫乃にも同じ態度で接してくれていたのです。

 

社長令嬢ということもあり、普段から陰口をたたかれがちな紫乃。

今はかなり慣れましたが、入社したての頃には傷ついていました。

そんな蔭口から逃れるために逃げ込んだ資料室。

そこではじめて橘さんと出会ったのです。

休憩時間のたびに資料室を訪れて、なんてことのない会話をするのが幸せでした。

ただその幸せも長くは続きませんでした。

父のはからいで婚約者として引き合わされたとき、橘さんは居心地がわるそうな表情をみせました。

しかしすぐに割り切ったようなきれいな笑顔。

その日を境に彼は”婚約者”になってしまったのです。

 

「相変わらずここが逃げ場所なんですね」

橘さんが追ってきてくれたようです。

紫乃がへたり込んでいたこの場所。

今は大会議室ですが、かつては橘さんと出会った資料室があった場所なのでした。

紫乃の婚約と時期を同じくして資料室はカベをぶち抜かれました。

となりの部屋と合わせて大きなスペースとなったその部屋が、紫乃がへたり込んでいた大会議室というわけです。

泣いてる理由は?ときかれて、紫乃は正直にしゃべってしまいます。

花沢さんに嫉妬していること、その全部をです。

こんな幼稚なこといったら嫌われると思いながら紫乃はしゃべることやめられません。

これじゃあ、あの漫画の婚約者と同じです。

唇をかみしめます。

「加治屋」とかつての呼び方で紫乃に呼びかけて、橘さんはうまく紫乃を安心させます。

他には?ときかれたので、橘さんの部屋に行ったことがないこと、もっと気安く話してほしいことなどをつたえます。

そんなに不安にさせてますか?と聞かれたので、つい「だって私のこと抱かないじゃないですか!」と口走ってしまいます。

「わかりました、抱きます」

(え?)

 

(え?)

気づけば紫乃は橘さんの部屋でベッドに転がされていました。

「これで紫乃さんは朝まで俺のモノですね」

耳元でささやかれてゾクゾクします。

キスを交わして橘さんに身をゆだねていると「紫乃さんて、ほんとに俺のこと好きなんですね」と言われてしまいます。

「俺たちもっと仲良くなれると思いませんか?」「紫乃さんのこともっと知りたい」「困ったことにすごくいい」

(どうして困るの?……なんて。私が”ただの婚約者”だからですよね)紫乃は目を覚まします。

橘さんの寝顔に朝日がさしかかってまぶしそうだったので、カーテンを閉じて、また橘さんの腕の中にただいまする紫乃。

こんなときにもあの漫画の続きが気になります。

だってもう他人事とは思えないのです。

これは自分の未来なのかもしれないのだから。

ヒーローに置いてきぼりにされそうな婚約者が「行かないで!」と大声を出しています。

「それ面白い?」と声をかけられて、橘さんが目を覚ましたことに初めて気が付く紫乃。

ギュッと抱き寄せられます。

と、橘さんが一言。

「絶対に抱かないつもりだったのになぁ」

(―ですよね。)

一晩を共にした後なのに幸せにひたりきれない紫乃なのでした。

 

二人で部屋を出ます。

橘さんが戸締りをしているとばったり隣室の住人を顔を合わせてしまいます。

隣人は、花沢さんでした。

顔が凍り付く紫乃と花沢さんを前に、髪をクシャっとする橘さん。

花沢さんは「すみません!」と言い置いて、急いでその場を後にします。

「っすみません、紫乃さん。また会社で」

(え?)と思う間に、橘さんは花沢さんを追っていってしまいます。

「行かないで!」と大声をあげそうになりハッとします。

あの漫画の婚約者と自分がぴったり重なったからです。

(ほらね。)

紫乃は自分の役割を認識します。

(私はヒロインの恋を盛り上げるただの婚約者。またの名を「当て馬」といいます)

次回:きみは面倒な婚約者 3話のネタバレ>>

きみは面倒な婚約者 2話の感想

完璧なヒーローも、ヒロインの恋敵目線だと悪い男に映るんですね。

でもやっぱりカッコいいんです、橘さん。

ベッドシーン。

細かい描写は割愛しちゃいましたが、もうエロいのなんのって。

美男子のエッチすごかったです。

さて、悪役と自分がぴったり重なっちゃった紫乃。

この続きはどうなるんでしょうか?

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